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漢 方 薬

★★★        漢     方     薬        ★★★

さまざまな病気の治療に用いられている漢方薬ですが、うつ病に対して、漢方治療が有効なケースもあります。
漢方治療では、漢方薬によって体力を補い、からだの自然治癒力を高めながら、ゆっくりと回復に導いていきます。
漢方薬は、植物の根や葉、実などの天然素材をそのまま活用した生薬(しょうやく)を相互的に各成分の働きを高めたり、副作用を打ち消しあうように、何種類か組み合わせたものです。
薬効成分を精製して高めた「西洋薬」に比べると、効果はゆるやかですが、体質や体力、症状などを総合的に判断して組み合わせを決めることができるので、副作用が少なくてすむのです。
抗うつ薬と漢方薬を併用すれば、それだけ抗うつ薬の服用量を減らし、副作用を最小限にとどめることも可能です。
からだの機能が低下している高齢の患者には、漢方治療が向いているといえるでしょう。
また、
軽症うつ病、とくに身体症状が強く現れている仮面うつ病気分変調性障害では、漢方薬と少量の抗うつ薬を併用したり、漢方薬のみで治療を行うケースもみられます。
ただし、
自殺の危険性があるなど、治療が急がれる重症のうつ病に対しては、漢方治療は不適切といえるでしょう。
漢方薬は、服用をはじめてから効果が現れるまでに2週間くらいかかります。
2週間以上たっても何の効果もみられなかったり、胃のもたれ、食欲低下、吐き気、めまいといった副作用が生じたときは処方の変更が必要なので、我慢せず、すみやかに申し出てください。
漢方薬は、生薬を煮出して飲む「せんじ薬」と、せんじた液を濃縮して顆粒や錠剤にした「エキス剤」に大別されます。
外出先でも手軽に服用できるエキス剤が好まれる傾向にありますが、薬の効果を十分に得るためには、エキス剤もなるべくなら、お湯に溶いて飲んだほうがよいです。
漢方治療は基本的に、
抗うつ薬を中心とした薬物療法の補助として行います。
漢方治療を受けたいときは、まず主治医に相談してください。


◎ 漢方医学
漢方医学は、おもに中国で行われる東洋医学が日本人の体質に合わせて改良され、独自の発展をとげたものです。
漢方医学の根底には、「こころとからだは密接にかかわりあっている」という「心身一如(しんしんいちにょ)」の考え方があります。
従来の西洋医学では、心身を別のものとしてとらえていましたが、心身症をはじめ、身体的な治療だけでは解決できない病気に対して、漢方医学をとり入れるケースも増えてきました。

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